《夏の静ま》 小野理映子
「蒸し暑さ」と「静まり」は、相性があまりよろしくないのではないかと思う。なので、こうなってくると、家の中の涼しいところ、できるだけまだ涼しい時間帯に、静まり用のノートやテキストを開く。時にはあきらめて、音楽に耳を傾ける。今日は、そんな話題。
若いころは、予定と、日々のふり返りと、聖日の説教メモなどを、すべて1冊に書き込む手帳を使っていたが、持ち歩くには重過ぎて、今はなるべくひとつの目的に1冊。薄く軽くが好ましい。お気に入りはしばしば変わり、静まりの講師が「何十年も同じノートを使ってます」なんて言う時は、ちょっと恥ずかしい。でも「そもそも静まりとふり返りを継続するためなのだから、まぁいいか」と思うことにした。ペンは、ノートのように浮気せず、ずっと「こすって消えるインクペン」を使っている。日本の文房具は選ぶのが楽しい。
料理をする時、洗濯物をたたむ時などが、よい静まりの時になることがある。そんな時、YouTubeでギターやピアノの賛美曲を流したりする。自分が学生の頃よく歌った曲、若い人たちのために参加したキャンプで賛美した曲、ずっと変わらず歌い続けている讃美歌。インスツルメンタルでギターソロだと、その頃の自分にタイムスリップするみたい。あんなメッセージ聞いたっけな、あの頃なんだか行き詰まってたけど乗り越えたんだっけ、一緒に祈ったあの子は今どうしてるかな、あれは松原湖だっけ奥多摩だっけ、とか。鮮烈な夏の思い出のフラッシュバック。懐かしさのうちに、主がともにいてくださった感謝と喜びが込み上げてくる。
Worship Guitar - 2 hours of peaceful and relaxing instrumental worship